2018年06月11日

ピアノ小屋へ
ピアノの引っ越しが終わりました!

 

調律師さんに
ピアノの調律をして頂くとのことで、
施主さんにお願いして、
少しお話しを伺いました。

 

ピアノは、音としては、減衰音で、
バイオリンなどは、持続音。

 

音が響くことで、
豊かな音を感じられる。

 

空間を構成する材料によって、
響き具合は変わります。

 

その中でも、木は良いそうです。
なるほど、音楽ホールなど、
防火の関係で使いにくいとはいえ
木を多く使っています。
木が好きな私としては、
なんだか嬉しい。

 

ただ響き過ぎは問題で、
今回のピアノ小屋は、
完成時から気になっていましたが、
響き過ぎ気味   (汗…)が、

そこは、さすが調律師さん!
吸音材の使用と
ピアノ側での調整で、
レッスンに支障のない状態にして頂けました。(ほっ )

 

さらに、施主さんが、
室内に物を入れられて、
ほどよい状態になりました。

 

室内のインテリアで、
音の響き方は、ものすごく変わります。
実際に、体感させてもらい、
勉強になりました!

 

今回は、施主さんの希望になかったので
特に対応はしませんでしたが、
音楽教室などでよく求められる、防音室。

 

防音の方法としては、
遮音と吸音。

 

遮音をしっかりして
外部へ音をもれないようにすれば、
その分の音は、室内に返ってきて、
響き過ぎの状況になりやすく、
吸音をし過ぎれば
響きのないカサカサの音に。

 

また、
「ピアノ自身が成長する」
というお話には、ビックリ!

 

作られて新しい若いピアノは、
弾き込んで鍛える(?)ことで、
よくなっていく。

 

成熟すると
音も落ち着くようで、
弾かずに、おいておくと、
このくらいでいいのか〜と怠け、
よい音が出なくなってしまうそうです。

 

引っ越しした部屋にピアノが
慣れて音が馴染むまでにも
ある程度、時間がかかるらしく、

 

ピアノって、人間みたいです!

 

違う世界のお話を伺うのは、
面白く、勉強になります。

 

 

 

© 2018 空間工房 服部