2階建 → 平屋 へ 知多のリノベーションの
解体工事が始まりました。
1階部分も プランをガラッと変えますので
残ったのは、リノベーション後も使う柱と壁。
1階部分も、一部減築して、基礎を新設。
既存の基礎は、無筋コンクリートですが、
ほぼ健全でしたので、そのまま利用します。
新設部分は、鉄筋コンクリートです。
2.7mほどの新設基礎ですが、配筋検査も行います。
屋根部分の木組みは、大工さんの手刻みです。
大工さんが描いた図板。久しぶりに見ました!
プレカットが普及してからは、ほとんど見かけなくなりましたね~
考えて刻んで頂いたことが、伝わってきます。
新築と違い、リノベーションは、
梁のレベルが、水平でないので
いったん、既存の梁の上に木材を伏せて水平を出しています。
こちらは、大工さんのアイデア!
屋根を支える木材(垂木)がきれいです~
屋根が、完成。
耐震壁をつくっています。
リノベーション後の評点は、1.3弱になる予定です。
(1.0が「一応倒壊しない」という基準になっています)
耐震性能が低い昭和56年以前の建物を改修して、
評点が1.0以上になる建物に改修すると補助金(120万円)がでます。
もちろん利用しています。(市役所の検査も合格しました!)
柱の上下につける、柱頭・柱脚金物も取り付け。
こちらも全数チェック!
金物の種類はもちろん、ビスの色や取り付け状況も確認。
数が多いので間違えないように~
「2階建て→平屋へ 知多のリノベーション」の耐震壁は、
愛知県の減災協議会で認められたA工法の壁を、
場所に合わせて選んで補強しています。
愛知県の減災協議会の耐震補強壁の実験も進み、
現在は、たくさんの種類があります。
減災協議会HP →http://www.aichi-gensai.jp/
耐震補強の仕事を始めて、もう15年近くなりますが
始めのころに比べたら、すごい進歩です。
受け材・間柱など、細かい仕様にも決まりがあるので、
こちらも間違えないように~
監理業務で、細かく確認。
これから、工事は、外壁まわりに進んでいきます。