2019年12月23日

2階建 → 平屋 へ 知多のリノベーションの


解体工事が始まりました。


1階部分も プランをガラッと変えますので


残ったのは、リノベーション後も使う柱と壁。

1階部分も、一部減築して、基礎を新設。


既存の基礎は、無筋コンクリートですが、


ほぼ健全でしたので、そのまま利用します。


新設部分は、鉄筋コンクリートです。

2.7mほどの新設基礎ですが、配筋検査も行います。


屋根部分の木組みは、大工さんの手刻みです。

大工さんが描いた図板。久しぶりに見ました!

プレカットが普及してからは、ほとんど見かけなくなりましたね~

考えて刻んで頂いたことが、伝わってきます。


新築と違い、リノベーションは、

梁のレベルが、水平でないので


いったん、既存の梁の上に木材を伏せて水平を出しています。


こちらは、大工さんのアイデア!


屋根を支える木材(垂木)がきれいです~

屋根が、完成。

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耐震壁をつくっています。

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リノベーション後の評点は、1.3弱になる予定です。


(1.0が「一応倒壊しない」という基準になっています)


耐震性能が低い昭和56年以前の建物を改修して、


評点が1.0以上になる建物に改修すると補助金(120万円)がでます。


もちろん利用しています。(市役所の検査も合格しました!)

柱の上下につける、柱頭・柱脚金物も取り付け。

こちらも全数チェック! 

金物の種類はもちろん、ビスの色や取り付け状況も確認。

数が多いので間違えないように~

「2階建て→平屋へ 知多のリノベーション」の耐震壁は、

愛知県の減災協議会で認められたA工法の壁を、

場所に合わせて選んで補強しています。


愛知県の減災協議会の耐震補強壁の実験も進み、


現在は、たくさんの種類があります。


減災協議会HP →http://www.aichi-gensai.jp/


耐震補強の仕事を始めて、もう15年近くなりますが


始めのころに比べたら、すごい進歩です。

受け材・間柱など、細かい仕様にも決まりがあるので、

こちらも間違えないように~

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監理業務で、細かく確認。

これから、工事は、外壁まわりに進んでいきます。

© 2018 空間工房 服部