2020年09月13日

東海市の建築設計事務所 空間工房 服部です。
主に、木造の新築住宅・リノベーション・リフォームの
設計監理の仕事をしています。
お客様から、直接依頼を頂くことが多い設計事務所です。
住宅専門の設計事務所の日々をお伝えしています。




知多市佐布里の家、上棟の日
お天気にも恵まれて、
朝から、施主さん、職人さんたちが集まって、始まりです。



建物の四隅に、お神酒をまいて~






いよいよ、作業開始。






まずは、柱から。

どんどん進みます。柱頭をつなぐ梁もそれぞれの場所に準備







柱の傾きをチェックしながら、すすみます。






ほぼ、梁まで完了!







虫かごではありません。大工さんが造ってくれました。どこに使うかは、もう少し後で~






建物の一番高い所・・・棟が上がりました!
屋根を支える垂木が準備されています~
垂木が納まる棟木の掘り込みがリズミカル ♬






垂木が取り付けられていきます。

屋根の形が見えてきました。






垂木の先端に、広小舞(ひろこまい)の取り付け。
風雨にさらされやすい部分なので、木材の赤身(水に強い!)を使っています
                         ~これは親方の配慮。





垂木の連続~上棟の時の好きな景色の一つ。いつもきれいだな~♪ と思います。





破風板(はふいた)の取り付け。
瓦に隠れるところにビス止め & 板同士が離れないように、楔打ち

ビス止めも効率がよく良いのですが、
やっぱり、木と木が、組み合わさってつくられる形って、好きです。





垂木の間に、面戸板(めんどいた 赤矢印)を取り付け




面戸板の一つ(赤丸印のところ)に、
先ほどの虫かごみたいなものを取り付け。
小屋裏の通気口です。




真下からみるとこんな感じ。
空気が、ここから入って、一番高い棟のところから、抜けるようになります。







今回の家は、平屋ですが、
小屋梁の上(天井裏に隠れてしまう部分です)に、
構造用合板をくぎ打ちして、水平構面を固めています。
釘の「種類と間隔」と「めり込まないこと」を、注意してもらって施工。
細かいことですが、大事です~
このあたり、設計監理者は、しっかりチェック!





トップライトも、本日、取り付け。
電気配線の段取りなど
  ・・・設計士の私には、わからない苦労があったようで、現場の方々には、感謝です。




野地板を取り付け。
こちらも釘の種類と本数を指定して。
途中で釘が足りなくなり・・・・写真撮影時は、仮留めです。





野地板が張られました。
板の色が違うのが分かりますでしょうか?
完成した時に、軒裏に、見えてくるところが、赤っぽい板。(綺麗で、木としても上質)
天井裏に隠れてしまうところが、白っぽい板。
完成するとわかりませんが、コストの削減の取り組みの一つ。




無事、上棟できました。
明日から、まず雨仕舞を優先して、工事が進みます。

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