2022年06月13日

東海市の建築設計事務所 空間工房 服部です。
主に、木造住宅の新築、リノベーション、
耐震・断熱などの性能UPを兼ねたリフォームの
設計監理の仕事と
庭づくりや建具など小さな工事の仕事をしています。
お客様から、直接依頼を頂くことが多い設計事務所です。
住宅専門の設計事務所の日々をお伝えしています。



耐震ネットワーク知多の勉強会に参加してきました。
内容は、「精密診断設計法」です。

耐震診断の「精密診断法」をマスターしようとういう講習会。

「精密診断」・・・
一言でいえば、
建物の壁の耐力・状況を
一つ一つきちんと入力をしていく診断方法。


診断には、手間がかかりますが、
その分、精度が高い診断(補強)が出来、評点の精度も上がります。

つまり、余分な補強をしなくてすむので、
補強の施工費を抑えることにつながります。




愛知県のほとんどの市町村では
昭和56年5月以前に建てられた
在来木造住宅の耐震診断を無料で行っています。(2022年現在)


この診断は
「一般診断法」という方法で行います。


「一般診断法」は、
簡易な診断のため、
診断も早くでき、まず現況を把握するには良い方法です。

ただ、
屋根の仕様が2種類あったり、
増築部分の壁の仕様が違ったりする建物の場合は、
過剰な補強になってしまうことも。

空間工房 服部では、
精密診断の出来るソフトを使っていますので、
一般診断・精密診断、どちらにも対応しています。



補強設計を行う場合、どちらの方法でいくかは、
補強の内容に応じてご提案しています。


© 2018 空間工房 服部