2020年02月24日

知多の家のリノベーション、

床のフローリング張りが

始まりました。

厚さ 3センチの杉の板です。

杉は、柔らかく傷がつきやすい材料ですが、

その分、温かく

暮らす人には優しい素材だと

思います。

私の自宅も床は杉板です。(足場板ですが)

設計例 はこちら

冬、洗面室などで、

しばらく家族が立っていたところに立つと

ほんのり温かいのです。

それだけ、素材に移ったぬくもりが奪われないということ。

硬い広葉樹と比べると歩いた時の感触も、

柔らかいです。

好き嫌いがわかれるのが

傷つきやすさでしょうか。

10年目の我が家の

よく歩くところの床は、

柔らかい夏目の部分が、すり減って

硬い冬目の部分が浮き立つようになりつつあります。

これを

「味が出てきた!」と思うか

「傷だらけ!」と思うかは

価値観です。

私自身は、

新しいまっさらな床も好きですが

これはこれで、

家族が過ごしてきた10年の証のようで

新品にはない良さとして、

気に入っています。

© 2018 空間工房 服部