2020年07月06日

知多佐布里の家、

地盤改良が始まりました。

今回採用した工法は、

「柱状改良」という工法です。

柱状改良は、

住宅規模の地盤改良で、

最も一般的に行われている方法です。

簡単にいえば、

土とセメント系の固化材を混ぜて、

地面の中に柱みたいなもの(補強体)を、何本も造って、

家を支えるという

イメージです。

そのため、

1階部分の建物の面積が大きくなれば、

それだけ、補強体の本数も増えます。

家を支える地中の支持地盤が、

深いところにしかなければ、

長い補強体が必要になる場合が多いです。

柱状改良の場合、

改良費用は、主に、こういったことで、増減します。

支持地盤の深さや

土の性質のよっては、

この方法が適さない場合もあるので、

その時は、他の改良方法を検討します。

今回は、

建物が建っていたため、

設計中に、地盤調査をすることが

出来ませんでしたが、

当事務所では、

普通は、設計中に地盤調査を行います。

設計中に、地盤調査をすると、

工事の総額が検討しやすいこと、

基礎形状と一緒に検討することで、

地盤改良を行わずに、すませられる場合もあること、

など

メリットも多いです。

© 2018 空間工房 服部