2023年01月17日



東海市の建築設計事務所 空間工房 服部です。
主に、木造住宅の新築、リノベーション、
耐震・断熱などの性能UPを兼ねたリフォームの
設計監理の仕事と
庭づくりや建具など小さな工事の仕事をしています。
お客様から、直接依頼を頂くことが多い設計事務所です。
住宅専門の設計事務所の日々をお伝えしています。




豊田市でリノベーションを計画中のK様の現場調査に行ってきました。



高速道路をグングン走って、1時間。
弊社にとっては、めずらしく遠方のお仕事です。


昨年より、プランの打ち合わせを経て
K様の希望と私からの提案を落とし込みながら、
無駄がそぎ落とされた
シンプルなプランに仕上がってきました。


プランが、ほぼ固まりつつある段階になってきたので、
実施設計に進むにあたっての前段階の調査に行ってきました。







高さ関係や床下・天井裏の調査は、
耐震補強でお世話になっている大工さんにも手伝ってもらい、


事務所のスタッフと私、合わせて3人で分担して。



耐震補強で、昭和56年以前の建物を
たくさん見てきていますが、
今回は、平成になってすぐの建物で
建築基準法上は、新耐震の建物になります。


壁バランスについては、
現在の基準を満たしていませんが、

旧耐震の建物と比べると
基礎は、しっかり造られているな~と。

10年くらいの違いでも
随分違うことを感じます。






小屋裏の確認では、柱の金物も施工されていることを確認しました。


旧耐震では、柱の金物はほとんど付いていないので、
このあたりも、新耐震は違いますねー

2階の小屋裏の確認では、雨漏りはなさそうでした。


断熱材は、一応入っていますが、

これから、温熱環境で求められる性能は上がっていきますし、
なにより、
暮らされる方の健康や地球環境を考えると
出来るだけ性能を上げておきたいところです。






調査をすることで、
今の建物の劣化や不具合を
出来るだけあぶり出して、
リノベーションの時になおします。

調査をせずに、仕事を始めてしまうと

工事が始まってから、不都合が判明したり、
又は、工事中も気づかずそのままになってしまったりします。

そうなると
本来なら、優先的にやっておかないと行けない大事なポイントが後回しになったり
予算が大幅にくるったりします。



空間工房服部としては、
せっかく依頼していただいたのなら、


リノベーション完成時の質が落ちたり、
予算が大幅にくるったり・・・

は避けたい。

そのためには、
工事に至るまでの過程も大切です。



その建物の状態を確認したり
依頼主様の希望・条件などを伺うなど、
必要なご提案をしつつ、
完成まで、
より良い形でスムーズにいけるよう、仕事をしていきます。

















© 2018 空間工房 服部