2020年02月13日

今回は、

材木屋さんや大工さんから聞きかじった

木のお話。

木には、模様(木目)があります。

この模様のもとは、木の年輪

丸太を、どのようにカットしたかで、

この木目の模様が変わってきます。

Wikpediaより抜粋
<柾目(A) と 板目(B)>


濃い線に見えるところが、

ゆっくり成長した時(夏~秋ごろ)に作られた冬目(晩材)

・・

色が薄く、幅の広いところが

ぐんぐん木が成長した時期(春~夏ごろ)にそだった部分で、夏目(春材)

・・

冬目と夏目を合わせて、ちょうど1年。

木目を数えると

その材料になるのに

何年かかったかが

わかります~

暖かい地域などで、早く育った木は、木目の幅が広く、

寒い地域などで、ゆっくり育った木は、木目の幅が狭いです。

同じ大きさの材料になるのに

かかった時間が、違います。

目が詰まった木のほうが、

木の質としては高いということになります。

・・

時間をかけて育った木は、

やはり大切に使いたいですし、

住宅には、ザクザク使いたいところもあるので、

どちらがよいというよりは、

適材適所で使っていけたら

と思います。

もし、柾目の板を目にする機会があったら、

何年ものか、

ちょっと数えてみてください。

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