2022年09月26日




東海市の建築設計事務所 空間工房 服部です。
主に、木造住宅の新築、リノベーション、
耐震・断熱などの性能UPを兼ねたリフォームの
設計監理の仕事と
庭づくりや建具など小さな工事の仕事をしています。
お客様から、直接依頼を頂くことが多い設計事務所です。
住宅専門の設計事務所の日々をお伝えしています。



耐震改修工事の図面が完成して、
見積前の最終打ち合わせ。



今回は、
屋根の軽量化に、減築といった、
「必要耐力」を減らす工事をしながら、
補強壁もつくっていきます。

「必要耐力」とは、
すごく簡単にいえば、

地震が来たときに、
その家が一応倒壊しないために持っていてほしいチカラ。


屋根を軽くしたり、
面積を小さくしたりして、
この必要耐力を小さくしていきます。

そして、今回は、
耐震改修と一緒に
劣化部分の補修もおこないます。

そんなわけで、今回は、盛りだくさんの工事です。




以前のブログで、増築は、きちんと考えて行わないと
かえって、
危険な建物になってしまう・・・とブログで紹介しましたが、
今回の建物がまさにそのケースでした。

その時のブログはここをクリック




現在の建物の状況をご説明して、
クライアントN様のご理解も得られ、
今回は、過去に増築した部分を
壊して新築当時の形に戻します。


最も難しかったのが、
増築部分がなくなることで、部屋が小さくなり、
今までの家具のレイアウトでは暮らせない・・・ということ。

しかし、N様のご理解と住宅を専門にやってきた経験を活かし、
なんとかクリア!

このような状況になると、
クライアントさんの意識・価値感ダイレクトに反映されます。



図面が完成しましたので、これから施工者さんの見積に進みます。




次の仕事へ向かう途中、送電線の
鉄塔の下だけずっと建物がないところがあり、興味深かったので撮影。

高圧電線についても、
ネットで検索してみました。

こちらのHPを参考にさせて頂きました。

「送電鉄塔ので電圧階級は一発でわかる」



これは、特別高圧電線というのですね。
2導体になるのかな?


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