2020年07月02日

「知多市佐布里の平屋」のプレカットの打ち合わせ。

プレカットとは、

家を作るときの柱や梁などの材料を、

組み立てられるように

あらかじめ、工場で加工しておくことです。

その打ち合わせを、杉江建築さん、東海プレカットさん、とともに。

設計図書の内容に現れないところなどを

確認しながら。

事務所でチェックして出てきた

質疑などについても、確認。

昔の建物は、

すべて大工さんが

木を見て、加工をしていましたが、

現在は、

プレカットが主流になっています。

個人的には、大工さんが、

木を刻み加工するやり方(「手刻み」・・・「てきざみ」といいます)も

好きなのですが、

予算・時間など色々な面から、

私の事務所もプレカットを利用することが多いです。

プレカットを利用すると

柱や梁などを「こうつくります」という図面が、

プレカット屋さんから、出てきます。

これも、もちろん自動で出てくるわけではなく、

プレカット屋さんのCAD担当の方が描いています。

そこに、

大工さんなりの、

こうした方が、より強いのでは・・・

雨仕舞いを考えると、こうかな・・・等々

意見を出し合って、

最終形が決まっていきます。

一般の方には、

なかなか見えないところですが、

建築は、本当に、いろいろな方が関わって

出来ていきます。

だから、図面以上のものに

なってほしいから、

設計者も頑張ります。

そこが、また面白いです。

© 2018 空間工房 服部