】山裾の家

ロケーションの素晴らしい場所での新築です。

木が好きな建主さんの住まいで、2階がプライベート空間になっています。

  • リビングから一段上がったところに設けた和室。

    障子の入っている窓を開けると北側の山のグリーンが飛び込んできます。

    リビングと和室の間の襖を開放すると南北に風が吹き抜けていきます。

  • 朝起きて、階下に降りるとき、北側の山が眺めなられるよう計画した階段室です。

    廊下・階段といった通過空間は、居室に比べると優先順位を抑えることが多いのですが、今回は、ロケーションに恵まれたこともあり、季節の感じられる階段室になりました。

    朝起きて、景色を眺めて、始まる一日は、気持ち良いと思います。

    断熱対策として冬は階段室の建具を閉めて、窓に取り付けたスクリーンをさげ、夏は上部の窓を開けて温まった空気を逃がす通風計画です。

  • 床材は樺桜で、階段は桧です。

    桧の質が素晴らしく樺桜との愛称もよく、落ち着きのあるキリッとした雰囲気に仕上がりました。

    “一つの家”で暮らしている感覚が、住まいから感じられるように、フローリングに使う床材は、一軒すべて一つの材料で統一しています。

  • 2階のプライベート空間です。

    左手の杉板で作られた壁の向こうがトイレ・洗面などの水周り空間で、動線が短くなるよう計画しています。

    開放的な感じにしてほしいとの要望から、3本の引き込み戸を開けると2階はほぼ一室となります。

© 2018 空間工房 服部